【伴林氏神社】(ともはやしのうじじんじゃ)藤井寺市

伴林氏神社(ともはやしのうじじんじゃ)は、大阪府藤井寺市林(かつての河内国志紀郡拝志郷)に鎮座する神社である。高皇産霊神主祭神とし、大伴氏の祖神である道臣命(みちのおみのみこと)・天押日命(あめのおしひのみこと)を配祀する。社名から、大伴氏の支族である伴林氏が祖神を祀ったものとみられる。高皇産霊神の5代目の子孫が天押日命であり、天押日命の3代目の子孫が道臣命である。創建年は不詳である。戦国時代に社殿が焼失し、伴林一族が途絶えてからは地元の産土神として祀られてきた。江戸時代には伴林氏神社の比定が国学者によって行われているが、江戸時代の国学者や役人の問い合わせに対しても当時の林村の村役人は牛頭天王の神社であるとして否定的な回答を返している。その林村でも幕末には伴林氏神社を大伴氏の祖神を祀る社であるとする認識が広まるが、それはこの村出身の国学者・伴林光平の影響があったと考えられている。明治5年(1872年)に村社に列格した。 所在地:大阪府藤井寺市林3-6-30

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