【伊居太神社】(いこたじんじゃ)尼崎市

伊居太神社(いこたじんじゃ)は、兵庫県尼崎市上坂部に鎮座する神社。摂津国河辺郡式内社、伊居太神社の論社の一つ。坂合部氏の居住地で、氏族の首長大彦命及びその後胤を祀る神社であったが、藤原氏が支配した際に春日大社を勧請したと信じられる。「大阪府全志」には池田市の伊居太神社を式内社とし、川辺郡小坂田村(現伊丹市)から豊能郡遷座したとする。 これは「摂津志」の説に依拠するもので、そもそも「条里制から見ても豊島郡で川辺郡でないから神名帳は郡を誤っている」との指摘もある。『兵庫縣神社誌』に「大阪府豊能郡池田町の伊居太神社は、呉織里の呉織祠のあるところ。中古同地方の繁栄にともない、穴織大神を祀る当社を同町の入口に遷座して産土神と仰ぎ、呉織祠の御旅所と定め、いつしか呉織祠を伊居太神社と混称するに至る」とあり、旧地名でいえば当地に鎮座する伊居太神社の方が該当する。伊居太古墳:境内地は尼崎市市内最大の前方後円墳で、氏族祖神の墳墓の上に社殿を建立された。 所在地:兵庫県尼崎市下坂部4丁目13-26

www.jalan.net