【城山姥不動明王】(しろやまうばふどうみょうおう)羽曳野市

安閑天皇陵(高屋築山古墳)内に本丸を置いていた高屋城(河内国守護職畠山家の居城)跡にある【城山姥不動明王】(しろやまうばふどうみょうおう)です。高屋築山古墳(たかやつきやまこふん)とは、大阪府羽曳野市古市5丁目にある古墳。形状は前方後円墳。古市古墳群の最南端に位置します。実際の被葬者は明らかではないですが、宮内庁により「古市高屋丘陵(ふるちのたかやのおかのみさぎ)」として第27代安閑天皇の陵に治定されている。 【城山姥不動明王】(しろやまうばふどうみょうおう)の縁起について:抑も呼称城山とは地元現存高野街道不動坂上東西五町南北八町い及ぶ高台一帯で古来源家を始祖とする畠山累代の高屋城址にして南北朝争乱時代の攻防巨據点たりし居城も既に壊滅廃墟正平二年このかた六百余年経過の今日夏草の老い茂るつわ者共の夢の跡を偲ぶ古城の史跡地を呼称するものである。 さて移築の現姥不動明王(旧称伯母不動)は嘗ての居城唯一の守護神で歴代城主の慰霊の祖神として奉祀せる本街道の道祖神として今尚香煙絶ゆる事なき歴然たるを縁起とす。依つて爰に既述著名の城跡と関連併記せしものにして往来頻繁の本街道を去来する老若男女の来拝萬徳の道祖神たらしめんとするにあり。因に本碑文は地元旧家森田家秘蔵の文献より抜粋せるものなり。 住所:大阪府羽曳野市古市5丁目8-22

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