壇上伽藍(だんじょうがらん)は、胎蔵曼荼羅の世界を表しているといわれています。

壇上伽藍(だんじょうがらん) 壇上伽藍は弘仁7年(816)から弘法大師が世界で初めて建設を開始した真言密教の大伽藍で、壇上とは大日如来が鎮座する壇、または修行の道場を意味します。弘法大師が、大日如来を中心とした密教の教義や世界観を建造物や仏像、仏画によって目に見える形で表現しようとしたのがこの伽藍なのです。しかし資金不足などにより建設は遅々として進まず、その完成は大師の存命中ではなく、寛平年間(889~898)まで待たねばなりませんでした。その後、近代に至るまで落雷や火災などにより根本大塔は五度、金堂は七度も再建を繰り返し、昭和58年(1983)、東塔の再建をもって現在の伽藍配置となり、国宝の不動堂を含め境内の建造物は19棟を数えます。 住所: 〒648-0211 和歌山県伊都郡 高野町高野山132

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